ニュースソース:Indian Express
February 5,2010
1.ラーフル・ガンディ、39歳
コングレス党(インド国民会議)幹事長
<なぜ?>
この人物は昨年もこのランキングのトップにいた。すでに1年以上も前から相変わらず今年も筆頭にいるのは、総選挙でのコングレス党の圧勝以降、彼の発言が政治的論議に多大なる影響を与えているからで、彼が望むこと・望まないことが政党の舵取りを決定することになるだろう。同じ政党内にいる人も含め、大抵のインド人政治家より-政治と金、政治と家族などの問題について-はっきり発言する才能が彼のプロフィールに書き加えられた。もしコングレス党がウッター・プラドゥーシュの中で存続可能な政党で、その他のヒンディー語圏に希望を見いだせるのならば、彼を最も酷評する批評家でさえ、彼を評価こそすれ、悪く言うことはできまい。ラーフルは躊躇なく改革や成長についてはっきりと発言するし、政策に対してかなり影響力を持っている。
<パワーパンチ>
彼は、2009年にコングレス党がムラヤム・シン・ヤダヴ、ラルー・ヤダヴの両氏なしに選挙を戦う上での助けになった。この戦略は成果があった。彼は党内に多少の民主主義を持ち込みつつある。ブンデルカンド開発局なるものを求めた彼の要求は、開発をめぐる政治に新たな側面を加えた。
<次になにを>
彼に与えられた次なる試験はビハール州の選挙だ。それから後、将来が計画される。彼がなにを決定するにせよ、その時点ではそれがインドの政治において最大の決定となるだろう。
2.マンモハン・シン、77歳
総理大臣
<なぜ?>
この人物が昨年のランキングから順位を一つ上げたのはなぜか?それは2009年半ばの選挙での勝利が-他の幾つかと並んで-彼に与えられた任務のうちの一つだったからだ。彼の、党内そして政府内での権限は第一期目の時のそれと違ってより高い指揮権を持つことになった。彼は世界的景気後退の中、インド経済が比較的小さな痛手で生き延びたことへの功績を主張することができる。さらにまた政府内外のタカ派に毅然とした態度を示したことを含め、1126テロ事件以降に行ってきた力の政策への功績も主張することができる。彼は、今や有名になったパキスタンとの「シャルムエルシェイク共同声明」を支持している。
<パワーパンチ>
この政府は、UPA第一期よりもはるかに「ドクター・シンの政府」である。政府の不良資産は切り捨てられた。やっかいな同盟連中は身を引かせられた。さらに、たとえば情勢を変える交渉事に関連するような根本的な変革は決然と、そしてしばしばそつなく実行された。
<次になにを>
彼のプロジェクト・チームは革新を行い、いくつかの型破りな、外来製かつ戦略的な政策転換を期待している。我々は経済政策の立て直しも期待すべきだろうか?それこそが今、博士の首相手腕が直面している非常に大きな難問である。
3.ソニア・ガンディ、63歳
コングレス党総裁
<なぜ?>
昨年より順位を一つ下げたのはなぜか。それは今年のランキング第2位の人物がより力をつけたからで、これこそ彼女が望んだことだった。すなわち、彼女はランキングの第1位にはより卓越した人物を、と望んだのだ。ほかの人物のほうが成功した、もしくは今後成功しそうだという彼女の考えから、自身は第3位かそれ以下ということになる。もちろん、コングレス党に支持を取り付けようとする人々にとっては、彼女こそ陳情すべき相手である。たとえばラルー・ヤダヴ氏などを見ればわかるだろう。彼女とシン首相はUPA第一期の時と同じ親密さで政策・政治の繋がりを保っている。重要な決断を下す際のコア・グループはあるが、最も微妙で繊細な決定はしばしば彼ら2人によって行われる。
<パワーパンチ>
シャルムエルシェイクにおける論争の後、コングレス党のスポークスパーソンが及び腰になったが、そのとき彼女が首相の支援に乗り出し、党は意見を表明した。インド人民党(BJP)は2009年5月の選挙前に首相候補者を指名するよう、コングレス党に迫った。(その際)彼女はマニフェストの発表をもってドクター・シンを首相に指名する機能を果たさせた。
<次になにを>
最も確実な予想では、彼女が今年7月に党総裁に再選されるだろう。(再選されれば)彼女にとってこのポストは連続で12年目となる。彼女は何年も調子がいいようだ。しかし息子のラーフル氏もそろそろ見習い期間を終えて、より大きなことを成す準備が整っているようにも見える。このことが今後どのように作用するのか、それが大きな問題だ。
4.P.チダンバラム、64歳
内務大臣
<なぜ?>
彼が5つも順位を上げたのは、きっとこの人物がこの内閣で最も一貫して物事を大きく考える大臣だからだろう。ぬるま湯に浸かっていた既存の情報体制を引っ張り出し、ナクサライトに関しても歯に衣着せず強い調子で話し、自身の省に完全な再牽引を求めたにせよ、いずれにしてもこの内務大臣の2つの点においてほとんどの人が疑問を持っていない。
1、彼が現状に満足しないということ。
2、彼が、大きな権限を持つ人物だと言うこと。彼の元、内務省は今や再びPMO(Project Management Office)に次いで2番目に大きな力を持つ部署になった。
<パワーパンチ>
彼は昨年12月、国家安全保障の再構築についてスピーチした。新しいNSAに国家安全保障の任務はなく、再度内務省に置かれることとなった。
<次になにを>
彼に課せられた国家テロ対策センター(National Counter Terrorism Centre)の設置期限は2010年末となっている。また、内務省のスリム化も課題だ。
5.プラナブ・ムカルジー、74歳
大蔵大臣
<なぜ?>
今年もこの人物の順位は変わらず、それはこのベテランにとって実にふさわしいことと言えるだろう。多くの物事が変化するが、彼の莫大な影響力に変化はない、ということだ。つい先頃、首相が7時に公邸で行う予定だった価格上昇に関する会議を翌日に延期する、という出来事があった。
バングラディシュのシェイク・ハシナ首相が6時15分にムカルジー大臣の官邸を訪ねることになっており、その到着が1時間以上も遅れてしまったためだ。
ムカルジー大臣は自分抜きで進めるように、と伝言を出したが、首相は会議を延期した方がいいだろう、と考えたのだ。
<パワーパンチ>
この内閣において、彼はA・ラジャ、シャシ・タルール、S.M.クリシュナ、もしくはスシ・クマール・シンデといった同僚たちに対して、率直に訓戒を述べたり不満を示せるほど十分な力強さを備えて率いることのできる唯一の人物である。
<次になにを>
赤字をうまく管理し、いくつかの立て直しを開始すること。
Translator:Kae INOUE