ニュースソース:The Times of India
NEW DELHI:
インド人女性は出産間隔が不十分である。初産から第二児の出産までの間隔は、インドでは平均31ヶ月に満たない。これは母体に悪影響を及ぼすだけでなく、生まれた子供の死亡率を高めることにもなる。
驚いたことに、インドではこの数字は17年間も変わらない。
女性は第二子の出産まで、最低でも3年は間隔を空けるべきである。さもないと、胎児の成長に悪影響であるばかりでなく、早産の危険性を高めることにもなる。
これまでの研究によれば、出産から次の妊娠までの間隔が半年以内である場合、間隔が18-23ヶ月である場合に比べて、未熟児が生まれる可能性や早産の可能性が高いことが分かっている。
ユニセフの「世界子供白書2009(State of World’s Children 2009)」によると、出産間隔の平均は、バングラデシュで39ヶ月、インドネシア54ヶ月、ネパール34ヶ月、ベトナム47ヶ月となっている。
こうした状況に関する本紙のインタビューに対して、インドでホワイトリボン運動のコーディネーターを勤めるアパラジッタ・ゴゴイ( Aparajita Gogoi ) 氏は次のように述べている。「女性が出産から回復するまでに最低でも2年かかる。出産を通じてインド人女性の約52%が貧血になるので、失われた栄養分や血液を取り戻すのに時間をかけなければならない。母親は子供に約2年間授乳するので、第一子の出産から30ヶ月以内に生まれた子供は、胎内で獲得できる栄養が妨げられることになるのだ。」
さらにユニセフの職員は次のように述べる。「出産間隔は、避妊具の使用と密接に関わっている。女性は経口避妊薬やコンドームを使用すべきだ。しかし、インドでは男性の避妊手術だけに焦点を当てたプログラムが実施されている。」
インドの最新の家計調査によると、デリーに住む人々の、実に34%が家族計画を軽視している。コンドームを使用率は全体の21.9%に過ぎず、ピルの使用に至っては女性の1.4%のみである。
その一方、「子供の結婚」という別の社会問題が、インドの母体の死亡率、および胎児の死亡率を増加させている。15才未満で妊娠した女性の胎児死亡率は、20才以上の女性の胎児と比べて、6倍も高い数値になっている。母親が18才以下であれば、乳児が生後1年以内に死亡する率は、19才以上の母親の場合と比較して60%程度高い。
「『子供の結婚』の実に60%は、インドで行われている。世界では、20才から24才の女性の6000万人以上が18才以下で結婚している。自らの肉体が妊娠するために十分に出来上がる前に母親になっているのだ。また、早期の結婚により多くの女性は教育の機会を失い、妊娠に対する危険性や責任を十分に認識していない。医学的な配慮にも乏しく、結果的に子供は十分な免疫を持たないまま生まれてきてしまうのである。」ユニセフ在インド事務局代表カリン・フルショフ氏はこのように語っている。
Translator: Takashi AKAHOSHI