ニュースソース:The Financial Times
San Francisco:
ヤフー社(Yahoo, Inc.)は、マイクロソフト社(Microsoft Corp.)と投資家カール・アイカン(Carl Ichan)氏による、検索事業買収の提案を拒否した。
ヤフー社のコメントによれば、会社組織の「複雑な再構築」の提案を受けたが、回答の猶予は24時間も与えられず、マイクロソフト社もアイカン氏も、基本的な事項から交渉を進めていくことを望んでいなかったということである。
マイクロソフト社との6ヶ月に及ぶ断続的な契約交渉に巻き込まれたヤフー社であったが、マイクロソフト社とアイカン氏からの最後の提案は、現在のグーグル社との提携に比べれば、リスクが大きくヤフー社の株主にとって好ましいものではなかった。
マイクロソフト社とアイカン氏とからの買収提案を拒否した直後、ヤフー社はグーグル社(Google Inc.)との提携契約に調印した。
ヤフー社は、マイクロソフト―アイカン共同提案は、将来的に「すべての事業を、コントロールプレミアム込みの適切な価格で」買収することを見据えたものであったことを明らかにした。
アイカン氏はヤフー社の株式の約5%を保持しており、8月1日に開かれる株主総会で、最高経営責任者のジェリー・ヤン(Jerry Yang)氏と現役員の解任を求めるつもりである。
マイクロソフト―アイカン提案は役員の即時入れ替えを要求しており、経営の不安定化につながる、とヤフー社は主張する。
「一連のマイクロソフト―アイカン提案は非常に奇怪で楽観的なものだ。彼らは我が社の株式にしか興味がない。
マイクロソフトは検索事業で一歩遅れているのは明らかであるが、単にヤフーの資本を手に入れるという短期的な目的でアイカン氏と足並みを揃えたのであろう。マイクロソフト社には好ましいことであろうが、我が社の株主にとっては不利益だけが生じる」とヤフー会長ロイ・ボストック(Roy Bostock)氏は語った。
Translator: Takashi AKAHOSHI